給食の持ち帰りは、なぜダメなの?【理由は児童が亡くなったことから】

堺市教育委員会が、廃棄予定だった給食を4年間に渡って持ち帰りをしていた市立高校の60代教諭を減給処分にしたという報道がありました。

それを受けて、様々な人が「食品ロス」の観点から疑問の声があがっています。

その後、教諭は依願退職をされたそうです。

給食の持ち帰りは、なぜダメなのか

余った給食を持ち帰ることの何が問題なのか、「食品ロス」の観点からすると疑問でしょうがないですよね。

教諭のとった行為は倫理的には素晴らしいものの、地方公務員としての違法行為にあたってしまうのだとか。

過去の事件から堺市では、持ち帰りが禁止に

堺市では1997年、学校給食が原因となり集団の食中毒が発生。その際に児童が3名亡くなり、後遺症が残った子も後に1名亡くなったそうです。

これを受け、堺市では事件を風化させないために7月12日を「O157 堺市学童集団下痢症を忘れない日」として追悼しているとのこと。

また1997年度、給食の衛生管理を徹底するために「学校給食衛生管理の基準」を設置。

そして、「残った給食はその日に全て処分しなければならない」ということになったそうです。

今回の処分は、地方公務員としての違法行為

給食を持ち帰ったことだけ聞くと「不当に持ち帰ったから?」と思ってしまうかもしれませんが、今回の処分は地方公務員としての違法行為にあたるからとのこと。

要するに、堺市では給食は全て処分しなければならないので、それを違反したということになるわけです。

今回のケースを受けて、給食の「食品ロス」への関心がより高まるかもしれません。