マスクの品薄状態をうけて、布を使った自作のマスクを作成する情報が拡散されています。
ただ、「使い捨てマスク」と違って簡単に捨てることができませんし、かと言ってどうケアしていれば良いのか分からないと思います。
そこで、大手化学メーカーの「花王」が紹介している「マスク(布)の洗い方」をご紹介しておきます。
外で使用していたマスク(布)の洗い方
「花王」が紹介している「外で使用していたマスク(布)の洗い方」は、以下の手順となっています。
マスク(布)の洗い方
- 標準濃度の洗剤で10分間浸漬
- 塩素系漂白剤のキャップ7分目(15mL)を水1Lに溶かした液にマスクを10分浸漬
- 水道水を用い十分にすすぐ
- 清潔なタオルに挟んで水分を吸い取る
- 形を整えて干す
そして更に、このような注意事項も付け加えられています。
- 炊事用手袋を使用する
- 複数のマスクを一度に洗わない
- 洗濯液の飛沫に接触しないように密閉できる容器で処理する
- 洗剤液にウイルスが含まれている可能性があるため、1Lあたり15mlの塩素系漂白剤を加え、10分放置した後に捨てる
- マスクを洗濯した後は、十分に手洗いをする
注意
自作した布マスクではないと思いますが、重金属で抗菌を訴求しているようなマスクでは、この洗い方が適していないそうです。塩素系漂白剤を使うときの注意点
塩素系漂白剤を使ってマスクを除菌する方法は分かったと思いますが、利用時にはいくつか注意点があります。
塩素系の商品を買うと、必ず「混ぜるな!」という表記を目にするはずです。
漂白剤には「塩素系」以外に、「酸素系」も存在します。
同じように「漂白剤」と書かれた商品ですが、「塩素系」が足りなくなったからといって「酸素系」を足すようなことは絶対にしないでください。

これらを混ぜると有害な「塩素ガス」が発生してしまい、死亡事故につながっているケースがあります。
「塩素系」を使った容器を洗った後に、「酸素系」を使った場合でも発生することがあるようなので、十分に気をつけて作業をする必要があります。
その上で、必ず「換気の良い場所」で作業をすること。
万が一の場合でも、換気の良い場所で作業をしていれば、最悪のケースは防ぐことができるでしょう。